月別アーカイブ: 2014年9月

manner invisible

 今日は新代田のFEVERで見汐麻衣のMANNERSとOGRE YOU ASSHOLEのライヴ。この春過ぎから夏までひたすらこの2つのグループの作品制作に没頭していた。  
 どちらのバンドも持って来られた元々の楽曲はことごとく一度解体し、元来あった中心軸さえとっぱらってから構築しなおす作業の連続でアタマというより脳がシビれた。
再解釈、という表現が適切なのかどうか判らないが、原型を僕のフィルターを通した見せ方(聴かせ方)に引き算、足し算をしながらアレンジしていくやりかたはゆら帝の昔から変わらないのだが、事前に考えたり現場で突然ひらめいたアイデアを実験実践を繰り返しながら瞬時に取捨選択していくのにはある程度のスピード感が必要だ。ひとつのアイデアがダメだった場合、すぐに次のアイデアを試していかないと録音現場のスピード感が損なわれて、それは最悪の場合作品にも滲みだしてしまう。
 個々のアレンジには必然性が重要なのは言うまでもなく、いくら面白いアイデアがあってもその楽曲に対しての必然性が無ければ逆効果というか聴いていて恥ずかしいモノになってしまう。そのジャッジやサジ加減が最も重要な部分と言ってもいいかもしれない。今回はふたつの作品制作が同時進行だったので、おもいついたアイデアをどちらに使うか、というので迷った部分もあった。
どちらの作品も(オウガは前作から)出来上がった曲に対して意訳というかたちでそれぞれ英題を付けさせてもらったがこの作業はけっこう楽しかった。
 録れ音や楽器のチョイスは中村に負うところが大きく、その楽器の持つ固有の音から新しいアイデアを思いつく事や機材を取り替えることで曲のイメージが刷新されることも多々ある。
 
 プロデュース、と言っても実態はなんなのかときかれる事がよくあるけれど、ありがちな表現を許してもらえるならば、映画で言えば監督、というのが一番近いのではないかとおもっている。原作者・脚本家がいて出演者がいて撮影者がいて監督がいて。もちろん作品への批評、批判は甘んじて受ける。

 MANNERS 、OGRE YOU ASSHOLEともに10月15日発売です。

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