月別アーカイブ: 2018年4月

rescue from oblivion

しばらく自室の棚の奥で忘れられていた音盤を救出。

PEPE DELA MATRONA

フラメンコの大物カンテ。大昔に小杉のsouthのレコードをプレゼントしたことを覚えていた林嗣が10年後ぐらいに突然お返しにくれたレコード。プレスはル・シャン・デュ・モンドでライナーノーツはクセナキス。

FREE IMPROVISATION

ドイッチェ・グラモフォンの箱入り3枚組LP。3つのグループがそれぞれLP1枚に収録。グロボカール/ポルタルのNew Phonic Art、ベイリー/ラザフォード/バリー・ガイのIskra 1903に加えてマイケル・ランタとコニー・プランクが組んだWiredの多分唯一の演奏が。

OPIUM FOR FRANZ

レイシーとのFlapsに続くフランツ・コグルマンのセルフ・リリース盤。ビル・ディクソンとの連名でインパクトあり。ジャケは一枚一枚手書き。80年代にビル・ディクソンがらみということで探したことを思い出した。ディクソンがらみといえばMarzette WattsのSavoy盤、これもその頃の探求盤だったが荻窪月光社にて千円で無事捕獲。

FOLKE RABE/BO ANDERS PERSSON

これは80年代初頭に買った。しばらくして(80年代半ば)全く別文脈でInternational Harvesterを知り、そのすぐ後、目白の滝沢くんのお店(というか部屋)で「このバンド、このあと名前が変わって沢山出してるよ、プログレの人(正統派プログレ系のお客さんの意)は買わないから安くていいよ」とTrad Grassを4種類ぐらい売ってもらった。さらに半年ぐらいしてこのラーベ/ペルッソンのレコードについていたライナーをよく読んでたら「これは67年の作品で、ペルッソンはこれを最後に作曲をやめてスウェーデンのフォークロック・グループでギターを演奏しているとのことだ」と書いてあって、このロックグループというのがこれか、と全て繋がった。インターネットのなかった時代にはこういう発見にいちいち興奮したものだった。

ANTOINE TOME LES CHANTS DU COEUR

これも80年代に滝沢くんのお店で。廃墟に佇むモノクロのポートレイトに惹かれて購入。
Sonorhcのメンバーやアリエル・カルマのファーストでギター弾いてた人も参加。ノワールな民族音楽と実験性、フォークロックの融合とか言えば言えるだろうけどそんな感想は野暮。歌唱もいいし、これが好きな人は結構いるはず。

MARK DAGLEY SHUT IT UP

80年代に予備知識なく勘で買ったレコード。10年ぐらい前にDJに誘われてやりだした頃に持って行ってかけたら次の出番だったカジワラトシオくんが飛んできて「僕もこれ持ってきたよ」と。トシオくんのDJは、どこに居てもストレンジャー的な彼のスタンスをリアルに体現しているようで印象深かった。

DREAM WEAPON

AspenマガジンのNo.9(1970年)。Spontaneous SoundことChristopher Treeの両面フォノシート付きでAngus MacLiseも参加している。LPも持っていたがいつの間にか盤にヒビが入っていた。15年ぐらい前、この人の映像をNYのソーホーにあったティム・バーンズの編集スタジオで見せてもらったことがある。その日、WFMUで見つけたMadrigalの自主LP(近年再発されたNYのベースメントなエレクトロフォークロック)に彼が特段の興味を示していたので帰国したらCDに焼いて送るよ、と言ったまま忘れてしまった。ティムとは東京、大阪でも何度か会ったが今はどうしているのか。

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